西行の歌に、ものを思わぬ人にさえ心をつくる秋の初風という歌があります。
藤岡は、そういう話を私から聞くのが好きでした。
大学時代、日本文学等は、あまり学ばなかったといいます。受験勉強のために最低の知識を得たといい、私から、そういう話を聞くのを好みました。
私は藤岡と全く逆で、学校のお勉強が嫌いで、勝手に本を読破していました。アウトローなんてものではなく、異端児も異端児でした。化学のテストが嫌で、解答用紙の裏に、夏目漱石に関しての記述をして、最低の30点を貰った記憶があります。
とにかく、自分の興味を優先しましたので、宗教に関することは、実によく学びました。そして得た結論が、すべては妄想であるということでした。自分でも、仰天しました。
今、宗教曲を歌うために、藤岡にヨハネの福音を講義したことを思い出します。その内容を書いてもいいのですが、皆々、驚くので、いつかの機会にします。